難航しているEU首脳会談
今のところでてきている話では、1200億ユーロの成長・雇用戦略を打ち出す
方向でまとまっているものの、具体的なスペイン、イタリアの調達コストを引き下げ
る具体案がドイツとの間で隔たりが大きくまとまらない状況が続いているようです。
スペイン、イタリアは利回り押し下げのための協調行動を求めており、この確約が
とれなければ合意しないとの強気な姿勢を示しています。
市場が期待している打開策、ESMあるいはEFSFが発行市場での直接両国の国債を買うこと、
直接スペイン、イタリアの銀行に資本注入する案は、ドイツにとってみれば、他国の
債務を共同負担することになるので受け入れられないということです。
このハードルをどう超えるということは、EUの財政統合の一環となりますが、この
2日間で前進するのか、それとも現状だと決裂してしまうのか分岐点となりそう
です。
ユーロ円のチャートは99円が割れたことで、ここ最近のレンジのサポートが割れた
形となっています。
現状のままだと、ここがいま抵抗線となって次は前回の安値トライという格好に
なりやすいです。
いずれにしても政治相場。現状だとポジティブサプライズが出たほうがマーケット
は反応しやすいので、ポジションは持ちづらいです。
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