雇用統計後のユーロの下落は、インパルスウェーブを描いている~長期的には世界各国のユーロ準備高も減少
先週金曜日雇用統計発表後にユーロのピークをつけた後に、
今週にはいって、しっかりとしたダウンチャンネルを描いています。
この動きは、きれいなダウンサイドのインパルスウェーブを描いている
ようなチャートの形をしています。
皮肉な話に、米国の弱い雇用統計の数字を見た後がピークで、その後は
ユーロ安ドル高の流れとなりました。
この側近のダウンチャンネルが有効となれば、今日は、1.0720近辺が
抵抗線として機能しそうです。
米国の金利の動きもそうですが、現在は、わかりやすい材料が出て、
ポジションがそっちの方に傾くと、結局そのポジションのロスカットのフロー
で動くという、典型的な調整局面にありがちな相場展開になっているようです。
その意味では(私も今週の動きを見間違えた1人ですが)、昨今のユーロの強め
数字が発表されているだけに、短期的には、まだユーロの上値が重くなっている
ように見えます。
しかし、1ヶ月のピクチャーだと、ユーロドル相場は、まだコレクションの中に
フォーメーションであり、先月の最安値、1.0460近辺が近づくにつれて、再び
ユーロは上昇に転じる可能性をはらんだチャートに見えます。
ところで、
興味深い話に、グローバルでのユーロの外貨準備高は、5年前の28%に対して
22%に減少しています。
この統計もECBのユーロ安政策を反映してか、世界各国の中央銀行からすれば
ユーロの信認はこの5年間で落ちていることが言えます。
キャンペーン中のFX業者??