蓋を開けてみたら圧倒的なNo！これでギリシャはユーロ離脱？

大方の見方を裏切るようなギリシャ国民投票の結果、反対票が６割を超えるという
圧倒的な大差となりました。
この結果をうけて、明日７日のＥＵ首脳会議の開催が呼びかけられましたが、この大差での
結果にいちばん困っているのは、チプラス首相ではないかと思われます。
当初は僅差で反対票が上回り、ある程度のところで債権団と妥協する予定だった
とおもわれますが、これだけ大差での反対票が上回れば、また妥協ができない可能性
が高まってきます。

一方でユーロ圏債権団のギリシャへの不信感はピークにも達しており、この投票結果を
うけてさらに譲歩することも考えにくいです。
まずは、明日の首脳会談で各首脳の反応が大事となってきますが、この問題
国民投票までしたのであれば、また現ギリシャ政権は国民に反対票を呼びかけたので
あれば、ユーロから離脱するのが筋のようにも思えてきました。
この結果をうけての為替市場は、ユーロが急落、大きな窓をあけて1.09台後半
で週明けスタートし、その他株式、債券市場は、リスクオフを警戒した動き、
日経平均は、300円以上窓を開け、米国債はこのアジア時間に急反発する展開と
なっています。
明日からまた政治日程が詰まっているだけに、ユーロの為替の動きはまだ乱高下
しそうな雰囲気が漂っています。
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