膠着状態のドル円とサウジアラビア国債新規発行により囁かられるFRBの国債支援策
今週にlはいってのドル円相場、上がりそうで上がらない
膠着状態の動きとなっています。
その背景のひとつとして、アメリカの利上げ見通しが
ゆるやかになり始めていることもあります。
国債の需給も気にするFRB
米国国債の一番のお客さんだった国は、中国と
サウジアラビアでした。
ところが、今年に入り、中国の米国国債保有残高は
どんどん
減らしています。
もう一つの御得意さんであったサウジアラビアも
財政赤字に陥り、2015年では、970億ドルの赤字
を出しています。
サウジアラビア初めての国債発行
サウジアラビアは、財政赤字を補填する目的から
今回初めて100億ドル程度の国債発行を予定しています。
そのスプレッドが5年で160bps、10年で185bp、
30年で235bpsと米国国債の利回りに比べて上乗せ
されています。
FRBはこうした米国国債の需給を補填するためと
長期金利の安定を促す方策にも目を目的向けなければ
ならないようです。
利上げは最も緩やかなものになる
昨日の消費者物価指数が示したように、インフレ傾向が
ない現状において、ムリな利上げは行わないというのが
大方の見方となっています。
その意味でドル円相場、しばらくはレンジ相場に終始しそう
です。