結局ECBドラギ総裁の12月の追加緩和示唆で今後のユーロドルの展開はどうなる?
注目されていた、10月のECB理事会では、政策決変更
の決定はないものの、その後のドラギ総裁の会見が注目
されました。
当初は、量的緩和延長や追加緩和の話はなかったという
コメントから、ユーロはいったん上昇しましたが、その後の
ドラギ総裁が、急な緩和政策を中止したり、テーパリング
の可能性を否定したことからユーロは下落に転じました。
ドラギ総裁は12月の追加緩和も示唆
昨日投稿したシナリオの中で、3番目のテーパリングを完全否定
するとともに、追加緩和を示唆する結果となった昨日のドラギ総裁
の記者会見はハト派的と受け止めていいと思います。
PIMCOは12月の追加緩和と3-6ヶ月の量的緩和の延長を
予想したレポート出しています。
今後のユーロドルの展開は
昨晩のマーケットで注目すべき点は、ブンズも急上昇
したことです。
今月にはいって重石になっていたECBのテーパリング
観測は払拭された結果となりました。
ユーロドルの動きは、結局長い上髭が出て安値で引けた
結果となりました。
テクニカル的にも先日指摘したように、ユーロドルは
レンジのサポートラインを下抜けをしており、次の下値
のターゲットは2015年3月につけた、ユーロの最安値
1.05を目指す展開をむこう3ヶ月で予想しています。