結局同意しなかったギリシャ~現状のユーロドルのテクニカルポイントは?
ギリシャのバルファキス財務相が、現状のプログラムでの債務延期
では合意できない、強気な姿勢を維持したまま、拒否したようです。
議長のダイセルブルームによると、EUでのコンセンサスはできて
おり、現状のプログラムで6ヶ月延長し、その後の新たなプログラム
については、その後の話であるという、いかにも筋の通っているような
提案ですが、ギリシャは、現行の条件が含まれている限りは、受け入れ
られない、との主張は曲げないようです。
バルファキス財務相は、ステイトメントに”flexible”という文言入れる
ことに拘ったようですが、この救済融資の延期については、現在の条件
の下でというのが、EUのコンセンサスのようです。
このまますすむと、ギリシャの銀行での預金引き出しが加速する懸念
もあり、かなり緊張感が強まっているといってもいいと思います。
ユーロドル相場は、約3週間に渡って、コレクションのフォーメーション
をつくりあげてきており、かたちは、ヘッドアンドショルダーのようにも
見えます。そのサポートレベルが、1.1270近辺で、これが割れると
もう一度1.11の安値を試す動きも想定されます。