
結局この指標がその月の相場の方向性を決めているようだ。
雇用統計の数字が弱かったにも関わらず、最近の動きはドル高、または米国金利が上昇
しています。一方で先月は、雇用統計の数字が強かったにも関わらず、ユーロドルは
ユーロ高、ドル安、また米国債は買い戻す展開となっていました。
結局現状の市場では、なにがその月の相場の方向性とリンクしているのか?
それはどうも賃金の上昇率のようです。
2月の雇用統計では、数字は強かったものの、賃金上昇率は下落する結果となり、先月の
雇用統計では、数字は悪かったものの、賃金上昇率は予想よりも良かった結果と
なっていました。↓参照
グラフに見られるように、3月の賃金上昇率はわずかながら好転しています。
ただ、この時給上昇率も、毎月不規則に上下を繰り返しており、次の月を相場を占うには
役立たないようです。
ひとつ言えることは、あまり雇用者数の伸びに注目するよりも、賃金の動向が利上げを決断
するタイミングに最も重要な指標となっていることは、最近の相場の反応からも読み取れます。
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