約1年ぶりのユーロの6日連続上昇~流れは変わった?
昨日の上昇で、ユーロドルはこれで6日連続の上昇となりました。
この連続しての上昇は、昨年の夏前にさかのぼります。
これで、中期のユーロの下落基調は終焉した、との見方も増えはじめて
います。ユーロがしばらくは下がりにくくなっている要因として以下の
ことがあげられます。
1.なんといってもユーロ相場と連動していた、原油相場、鉄鉱石も
底をうち安定しはじめていること。
2.アメリカの利上げ見通しが後退しはじめていること。
3.ユーロの景況感、消費者物価が底をうちはじめたこと。昨日発表のユーロ圏のCPI
は約4カ月ぶりに下落基調から脱出、マイナスからゼロに転じたこと。
4.ギリシャユーロ離脱懸念が後退したこと。
5.ここ最近、ドイツの金利が上昇に転じはじめたこと。
以上の点が、今回のユーロの上昇要因としてあげられますが、なんといっても
個人的に思うのは、原油と鉄鉱石の地合いが変わったことが大きいと思います。
その意味では、先物建玉をみて、圧倒的にユーロのショートポジションが依然として
累積している現状において、ユーロは底堅い動きをすることを予想します。
当面は、1.1050近辺が強力な支持線にシフトしたようなチャートを描いています。
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