米株S&P500の上昇はすでにバブル?第3四半期EPS予想は下落し続けマイナス圏突入
米国株式市場は連日高値更新、S&P500指数も企業業績の懸念
をよそに高値更新を続けています。
以前から懸念されているP/Eの高水準、そしてEPSの下落基調が
止まりません。
EPSがマイナス圏に突入
6四半期連続して企業収益は下降線をたどっていましたが
第3四半期のEPS予想値がとうとうマイナス圏、0.4%から
-0.1%に下落しています。
当初、第二四半期が始まるときには、第三四半期の企業業績は
プラス3%となると予想されていましが、結局蓋を開けてみれば
マイナス0.1%といういっこうにリバンドしない状況が続いて
います。
それでも上昇し続けている背景は
それでも株式市場が上昇し続ける背景のひとつエマージング市場の
好調さあります。
イギリスがEUの離脱を決定した以降の市場はエマージング市場を
中心に資金が移動しているようです。
Brexitはエマージング市場にとっては影響はなく、先進国の低金利
政策が相まって資金がエマージングに動いたという結果といまの
ところなっています。
それでもこの上昇は中国企業の高い債務残高とリスクをもった脆弱性も
もっています。
大手インベストバンクのアナリストが予想しているように、近いうちに
大きな下落も想定しつつポジションをとっていったほうがよさそう
です。