米国株式指数S&P500の上昇と企業収益EPS予想減少のギャップがすすむ原因とは
8月のソフトな雇用統計結果を受けて、9月の利上げの可能性
が遠のくと同時に米国株式市場は高値を更新する流れは変わらず
週末も上昇して引けました。
そこでずっと気になっているのが、企業収益が減退しているにも
関わらず、株価が上昇していることです。
第三四半期にはいってこのギャップがすすむ
この現象の説明は一般の経済理論からは説明つかないですが、世界的な
マイナス金利という異常的な他の先進国の金融政策において、この現象が
成り立っているのかもしれません。
世界的な追加金融緩和の憶測が強い限り続く?
この不可解な現象は株式市場だけではなく、たとえば、脆弱であるはず
の社債などの信用市場、そしてドイツ銀行の発行で注目を浴びた
CoCo債の最近の需要の高さにも表れています。
要するにファンダメンタルズとはかい離しているものの、異常な金融政策
によってなりたっているともいえます。
今回のソフトな雇用統計で米国の利上げ時期遠のいたことは、変わらず
株式にとっては好材料で、この流れは続いていく可能性が強いと思われます。