米国のGDPにみる堅調な個人消費と悪化している企業収益、どっちを信用すべきか?
米国の第四四半期のGDPが、改定値の1.0%から1.4%に
上方修正されました。
個人消費支出が上方修正されたことが貢献したようです。
一方で企業収益については、前期比-7.8%,2015年の通年ベースでは
-3.1%と2008年以来の落ち込みとなっています。
今市場は、どちらかというと、米国のインフレ期待が高まっており
インフレ期待率も1.8%と1月から反転基調となっています。
と同時に米国当局からの早期利上げ示唆の発言も出始め、ここ最近の
ドル高を後押ししています。
しかし一方で、ドル高は、企業収益の圧迫や、設備投資や雇用に
悪影響を及ぼし、企業ではその兆候が出ています。
実際に企業の設備投資は前期比年率マイナス2.1%と下方修正されて
います。
この相反する状況で綱引きをしているようですが、今後の展開は
海外投資家が消極的になっている株価の動向が為替にも左右してきそうです。
いまのところは、ユーロドルは1.1050近辺のサポートが活きている
と予想しています。
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