第二回米大統領選テレビ討論後のメキシコペソは上昇~大統領選挙への興味は薄れてきている?
第二回大統領選挙テレビ討論会が終わりましたが、すでに興味は
討論会の内容というよりも、共和党の内部分裂のほうに興味がシフト
しているようです。
共和党内でTwitter非難合戦
トランプ氏は9日午前、同氏に反旗を翻した人々を強く非難する複数の
メッセージをツイッター上に投稿しました。
トランプ氏は「独善的な偽善者たちがたくさんいる」とツイート。
「彼らの支持率は下がり、選挙でも負けることになるだろう」。
トランプ氏が女性を見下したような発言をしている2005年の映像が7日に公表されると、
共和党内の至るところから非難の声が上がり、共和党全国大会やその連邦議会選の
候補者らは自分たちを守るため、選挙での大敗を避けるための方策を慌てて
模索し始めています。
市場の興味は討論会から離れた?
もはや、大統領選挙の焦点はトランプ氏の資質の問題にシフト
しており、今まではキャラクターとして容認していた投票者も
さすが、次元を超えている資質の悪さがあることを知らされた
無党派層がそれでも大統領選挙に興味をもつかどうかは
疑問ののこるところです。
市場の反応は限定的
第二回討論会後のメキシコペソは上昇、ドル円は反応せず
そしてS&P500も大きな反応となっていません。討論会自体
の結果はどちらの候補者がよかったかは判断できなかったようです。
市場の注目点は、雇用統計の結果を受けて、直前の利上げが
遠のいたなかで、これから始まるQ3の企業業績の発表に
シフトしてきているようです。