現状のアメリカ経済ファンダメンタルズの要約と今後のドル円相場の見通しについて
アメリカの好調な経済状況が続いていると言われて
いますが、あらためて、重要な経済指標について現在の
状況を要約しみたいと思います。
ここ最近は、ハリケーンの影響により雇用者の減少しました。
しかし、ハリケーンからの復興よって、今後ポジティブなることが
予想されています。とくにヒューストンのPMIの回復は
をみると変わらず好調であることが読み取れます。
ハリケーンのような逆風があっても、米国経済は良いペースを
維持しているようで、在庫の振れが良い数字に貢献したが、
第3四半期のGDPは3.0%でした。
雇用市場について
最近のハリケーンの影響で、9月の雇用者数は前月比で33000人の
減少を招きました。一方で失業率は、4.2%に下落し心強い結果と
なっています。
ここ最近の激しく動く雇用市場は印象的です。
個人消費について
第3四半期の個人消費支出PCEは2.4%上昇、また9月の
小売売上高はハリケーン復興開始の需要で前月比1.6%急上昇
しました。
このこは、資産形成にとっては良くはないですが、ハリケーンは、
短期的には、損害物を取り替える必要がでるため
個人消費を刺激することが予想されます。
住宅市場について
住宅市場は氷河作用のあるなか引き続き回復しているようです。
住宅着工と住宅販売は、ハリケーンによってかなり崩壊しました。
しかしながら、基調としては上昇基調を維持しており、復興開始
による新たな需要も期待できるとの見通しが強いようです。
設備投資について
設備投資は回復し続け、さらに伸びる可能性がある
と思われます。とりわけ、もしきたる税制法案に
加速償却引当金制度がくみこまれたら、さらに設備投資
は上昇することが期待できるという見方が大半です。
消費者信頼感について
消費者信頼感指数は、最近上下混在した動きをしていますが
引き続き堅調のようです。全米産業審議会が発表した9月の
数字は下落しましたが、10月のミシガン大消費者信頼感指数の
10月の数字では13年ぶりの高い数字となっています。
物価上昇率
インフレは引き続き熱くもなくまた冷たすぎることもない
状況が続いています。今年の最初の下向きの衝撃はやわらぎ、
商品価格が浮揚しているので、コアCPIとPCEの物価指数は
底打ちしたとの見方が大半のようです。
貿易収支について
米国の経常赤字はレンジ内での推移となっています。
10月の4回目のNAFTA交渉はほとんど進展しませんでした。
特定品目と貿易取引についてトランプの強固な提案
ついてカナダとメキシコが拒絶しているため、
交渉は、停止状態に陥っているようです。
まとめ ~今後のドル円相場の見通しは
アメリカの経済ファンダメンタルズは、雇用者数ろインフレに
若干の翳りがあるものの、引き続き好調であるとの見方が
大半を占めています。
これに基づいて、ほとんどの参加者は、特にドル円相場について
ドル高を想定している参加者が大半です。
しかし、これだけドル高材料が揃っているにもかかわらず
ここ最近の為替市場はレンジ相場に陥っており、今後は
ドル円市場はポジション的な調整が起こる可能性が高いと
思っています。