現在の米国株価と原油価格の乖離はどちらに収斂するのか？今週のG20に注目

この数週間の動きで顕著になってきたのは、米株価と原油の動きに
乖離が生じていることです。
ここ最近の原油価格は失速しはじめていますが、S&P500の動きは
堅調さを維持しています。↓

また米国と日本の株式市場の動きも顕著に乖離が生じています。
これは１１０円を突破してしまった円高が大きく影響していますが、注目したいのは
このまま乖離が生じたままの動きとなるのか、それともどちらかに収斂していくのか
どうかです。
そのキーとなりそうなのが今週の１４日から開かれるG2０財務相、中央銀行
会合です。
通貨安競争を控えるということで合意した前回のG20を受けて、今回のG20で円高是正が
取り上げられる可能性は低いと思われます。
今回のG20では、世界経済の安定とパナマ文書で問題となっているタックス・ヘイブン問題が
大きな議題となりそうで、円高ドル安の流れを止めるには至らず、先週からのドル円の下落が
引き続き続くと予想しています。
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