現在のビットコイン相場が示唆している暗号通貨が金利高の中でも上昇している背景は！
ビットコインは、金利がゼロに近い水準だった頃に
見られたレベルまで長期にわたって回復しています。
今週、ビットコインは5％以上急騰し、ほぼ3年ぶりに
6万6000ドルを突破しました。過去最高値の6万9000ドルにも
手が届くところにあります。
また他の暗号通貨であるイーサ、ソラナ、ドージコイン、その他の
トークンもラリーを展開しています。 2月、仮想通貨市場の価値は
2022年4月以来初めて2兆ドルに戻りました。
金利高に関わらず暗号通貨上昇
この高値の再試行は、金利が長期にわたって高止まりする
可能性があるという逆風に逆らっています。
インフレが続き、経済が弱まる兆候がほとんど見られないことから、
市場は利下げ予想を先送りしています。
前回の上昇は、投機行動を促す低金利によって引き起こされました。
FRBが高インフレを抑制するために利上げを開始すると、
その勢いはなくなり、ビットコインは記録を達成してから1年も
経たないうちに1万6000ドルまで急落しました。
現在、暗号通貨はレートが依然として上昇しており、明確な金利引き下げの
道筋がないまま上昇しています。
暗号通貨上昇の背景は
ブルー・チップ・デイリーの首席テクニカル・ストラテジスト、
ラリー・テンタレッリ氏はビジネス・インサイダーに対し、
「FRBの利下げ期待が後退したとはいえ、利上げの脅威は今のところない」
と述べ、「そのためビットコインは上昇している」と付け加えた。
また、政策上の懸念を上回っているように見える需要と供給の不均衡もあります。
相次ぐビットコインETFの承認で需要と小売への関心が高まっている一方、
毎日の発行量が半減するビットコイン半減期に備えています。
半減期は約 4 年に 1 回、2020 年、2016 年、2012 年に起こります。
過去 3 回の半減期後の 12 か月で、ビットコインは 8,069%、284%、559%
上昇しました。 このイベントは、新しいビットコインが市場に参入する
速度を遅くするため供給に圧力をかけており、今年の半減期は需要が
急増している時期に行われることになります。
市場専門家らは、ビットコインETFの登場により、トークンを完全に
購入することなくより多くの投資家がエクスポージャーを獲得できるため、
ビットコインETFの出現が仮想通貨需要の「驚異的な」推進要因であると
指摘しています。
月曜日に発表されたコインシェアーズのデータによると、先週デジタル投資商品
への週間流入額は過去2番目に大きい18億4000万ドルとなりました。
それらの流入のうち94％はビットコイン製品に移りました。
投資商品の取引高は同じ期間に300億ドルを超える記録を達成しました。
ブラックロックやフィデリティなどのウォール街大手のETFはビットコインに
直接投資し、利用可能な供給量をどんどん増やしています。
ETF承認の翌月である2月のコインデスクの報告書によると、11のファンド
が19万2000ビットコインを保有していたという。 この数字は、ビットコイン信託を
ETFに転換したGrayscaleが所有する42万枚や、MicroStrategyが所有する
約20万枚とは別です。
参照:Markets Insider
まとめ
スタンダード・チャータードなどのアナリストは、
ETFの流入によりビットコイン価格がさらに上昇する可能性が
あると予測しています。
スポットビットコインETFの承認により、供給には限りがあり、
現在は需要が大幅に増加する可能性があるとの見方が市場を
占有しているようです。
ビットコイン、暗号通貨の強気の背景には、主にETF参入による
需給が関係しているとの見方が多いようです。
キャシー・ウッド氏のWiki的経歴職歴とビットコインとコインベースに強気な背景は！
Yoshi
こんにちは、Yoshiと申します。
約２０年に及ぶ外資系銀行でのトレード経験を活かして金融情報を独自の視点で発信しています。FX市場に携わって約２０年経ちますが、現在は他の金融市場（株式、コモディティ、暗号通貨）の関連性を含めて独自目線で情報提供しています。
主な資格：
米国公認会計士合格（ワシントン州）
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