海外債券利回り急低下、その背景は
イタリア、スペインの国債利回り、キプロスの問題が
尾を引いていると思いきや、ここにきて大きく急低下
しています。
その背景として、一つにはキプロスの問題がシステミック・リスク
まで至っていないこともありますが、もう一つの要因となっているのが
日銀の大規模な金融緩和です。
決定会合以降、円安基調に拍車がかかっていることと、新発債の約7割
を日銀が買ういう決定に国内投資家も海外債券に投資をシフトしている
動きが聞こえてきます。
QEの出口が遠くなった米国債はもとより、少しでも利回りの高い
リスクの高い債券まで国内投資家の目が向いているようです。
これだけ、円安、異次元の政策が実行されると、円建て以外手を出したこと
がない投資家まで参入しうそうな勢いです。