気になるFX取引の税金について簡単に
FXで儲けたい!そして儲かった!
次に気になるのがFXの税金の取り扱いです。
そこで今回はFXの税金の取り扱いについて
簡単にまとめてみました。
FXは雑所得で申告分離課税
所得は、給与所得や一時所得、雑所得など10種類に
分類されています。そして、所得税は所得の種類によって、
課税方法が所得の種類に関係なく合算して課税される
「総合課税」と他の所得とは切り離して課税される「分離課税」
に分かれているのです。
金融商品から得た所得については、商品ごとに所得の
種類や課税方法が異なりますが、FXの場合は、
10種類の所得のうち「雑所得」に分類され、課税方法は
分離課税となります。分離課税のなかでも一定の税率で
自動的に所得税が徴収される源泉分離課税ではなく、
自分で申告する必要がある「申告分離課税」が適用されて
います。
税率は20%が課せられます。
株式の源泉徴収とは異なる
株式の場合は、年間の損益計算から確定申告まで自分で行う
「一般口座」と、「特定口座」があります。特定口座にも
源泉徴収「あり」と「なし(年間損益報告書のみ交付)」
がありますが、特定口座で源泉徴収ありを選択している場合は、
利益に対して一律20.315%が源泉徴収されますので、基本的に
トレーダーが自分で確定申告をする必要はありません。
一方でFXについては、そもそも「特定口座」という制度が
ありませんので、一定以上の利益が出ている場合には、誰でも
確定申告が必要になります。
また、負けている場合でも、確定申告で損失額を申請して
おくと、来年以降、利益が出た場合に繰越控除を使って節税効果が
期待できるかもしれませんので、申告手続きを理解しておく
ことが大事です。