気になる米企業の収益悪化で利上げ観測が遠のく
S&P500の構成銘柄のうち、これまでのところ3分の1が7-9月期決算
で利益と収益の両方ついて減少の報告を出しています。
両方とも減益となるのは、6年ぶりとなります。
予想では、全体でEPSが2.8%減となることを見込んでいます。
売上高も4%減と3四半期連続で減少する見通しとなっています。
売上高と収益の両方の減少は、2009年の7月?9月以来となります。
とくにエネルギー関連では、売上高が3分の1以上、利益はそれぞれ65%減少を
見込んでおり、もうすでにリセッション入りしたとの声も高まりつつあります。
この状況下で利上げを実行できるのか?という声も日増しに強くなっており、
10月どころか、今年の利上げも怪しくなってきているようです。
この側面からも、ドルの調整売りはまだあるとみていたほうがよさそうです。