気になる中国の外貨準備高とベネズエラのデフォルト懸念
週末に側近の中国の外貨準備高が発表されました。
先月は、995億ドル減少して、外貨準備高は約3.2兆ドル
に下落しています。
この数字は、2012年以来の低さですが、12月の減少幅からは
縮小しています。
ただこのペースで減少していくと、IMFが警告ラインとしている
2.8兆ドルあと4ヶ月で到達してしまう懸念が上昇しています。
そして、これに輪をかけて気になる懸念は、ベネズエラのデフォルト懸念
です。
ベネズエラは言わずと知れた原油輸出国で、中国もここにかなりの
資源投資をしています。
ベネズエラの対外負債は、1850億ドルで、アルゼンチンがデフォルト
を起こした時の額をはるかに超えています。
ベネズエラの外貨準備高は150億ドルなのでなんのクッションにも
なりません。
ベネズエラがデフォルトを起こすかどうかは、中国などの債権国が
債務の延長や救済に応じるかにかかってきているようです。
中国の外貨準備高や純資産計算する上で、こうした対外投資も
含まれていそうなので、実際のとこ中国の外貨準備高がどこまで
毀損しているのか疑念もあります。