気が付いたらユーロは1.13台そしてドル円は日銀のレートチェックの噂、ドル円の110円はブレークする?
FOMC後の為替の勢いに弾みがかかってきているようです。
ユーロドルは前回指摘した1.1050のサポートラインがベースとなり
さらにユーロ高ドル安を試しています。
今回のFOMCの内容が重要だったのは、金利見通しを引き下げた
だけでなく、リスクバランスの評価を中止していると同時に海外の動向
を注視しているということです。
言い換えれば、世界的に金融緩和をして苦労しているのに、米国だけ
違った方向性をとるのではなく、協調して注視するスタンスをとったと
理解しています。
そうなると、今後のユーロドルとドル円はまだまだドル安円高、そして
ユーロ高ドル安の展開となると思っております。
そこでドル円に関しては気になる当局の姿勢もみえてきました。
日銀の複数の高官が対ドルの円の水準を照会していたことが関係者の
話で17日明らかになったようです。市場関係者の間では、こうした動きは当局が
円の上昇に懸念を強めている兆候と受け止められています。
為替取引プラットフォームEBSによると、この日のドルは一時110円67銭まで下落し、
2014年10月以来の安値をつけました。
日本の当局者は過去にも、銀行に電話で円の売値と買値を問い合わせており、
いわゆるレートチェックいう手法をとったようです。
あきらかに1ドル=110円が鍵となる水準で、これを突破するかどうかが次の
焦点となりそうです。個人的には米国の利上げがしばらく遠のいたことを考えると
今まで積み重なったドル買い円売りの巻き戻しの可能性もまだまだ残って
いると予想します。110円は通過点にすぎない相場展開を予想しています。
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