欧州系銀行の懸念が払拭できないまま、ユーロドルは引き続きショートカバー
昨晩はFT紙で今最も懸念対象となっているドイツ銀行が
自らの債券の買い戻しを検討しているいう記事で、ドイツ銀行株価
は反発したようです。
しかしながら、ユーロドルのショートカバーは止まらず、昨晩は
いっきに1.1340近辺の大幅なショートカバーにあっています。
その背景には、アンワインド的な、ポジション調整、すなわち
ユーロショートの買い戻しが収まっていないとの観測もあるよう
です。
なにしろ、60兆ドルというとてつもないデリバティブ残高を
抱え、内部からも、アジア、中国向けポートフォリオも
多額に抱えており、最悪事態は、10%のライトダウンに陥る
ことが懸念されているようです。
その場合にはアジアハブの金融システムにも多大な影響を及ぼす
との懸念があります。
そして他の欧州系銀行でも、膨大な資源向け融資の残高をかかえており
その必要となる準備金が不明ままという状況が不安を注いでいる
ようです。
一部の見立てだと、リザーブを約2%積み増すと、欧州系銀行場合
約6%~27%のEPSの下落となるようです。
ユーロドルについては、短期的にはしっかりとしたアップチャンネルを
継続しており、現状は1.12半ば近辺が強力なサポートになっているように
見えます。
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