欧州の銀行のストレステストの重要なポイントについて
目的は?
弱体化した銀行を排除し、域内金融システムの安定性
を投資家に示す。
実施対象銀行は?
ユーロ圏18カ国リトアニアを含めた130行をECBが実施し、
一方欧州銀行監督機構 EBAが英国を含めたEU圏の123行
を担当する。
資産価値のテストの過程は?
先ずAQRを実施して銀行が資産価値を過大評価していないか
チェックした。
シミュレーション化した今後3年に耐えられるストレステスト
はAQR後に実施。
合格条件
中核的自己資本は、基本シナリオ通りの場合はリスク加重資産 RWAの
8%以上、リーマンショックのパニックを想定した場合5.5%以上
が求められる。
不合格の場合は?
新株発行または資産売却によって自己資本増強が求められる。
不合格となったその後は、基本シナリオのもとの不合格は6ヶ月以内
に計画の実行、危機シナリオ下は9ヶ月以内の計画の実行が求められ
ます。