株価の低いボラティリティーはいつまで続くのか?2018年の予想は
大手の米投資銀行は2017年の株式市場で株高見通しを打ち出して
いました。
しかし来年は、そうとは見ていないようです。
低いボラティリティーはいつまで?
今年低調であった市場のボラティリティーは2018年は
戻ってくるであろうと米系投資銀行の株式アナリストが
予想しています
今年トレーダーたちは、多くの経済ファクターが同時に
フォローし、企業収益もどのセクターでも強かったため、
市場は低いボラティリティーになることに賭けていました。
そして顧客にも低ボラティリティーを恐れるよりも
それを享受することを推奨してきたようです。
しかし、この低いボラティリティーは来年になれば変わるであろう
と予想しています。
ボラティリティーが上昇する理由は
先ず第一に、金利は、FEDが利上げを継続することと、
ECBの緩和政策縮小、そして米国政府が赤字債券発行に
積極的なことから、来年はより大きく変動することが予想
されます。
クレジット市場のボラティリティーもおそらく来年上昇する
ことが予想されます。
なぜならば、小売、ヘルスケアそして情報通信の分野で莫大な債務残高
を負っているからです。
そして、世界中で同時期の経済成長は、それぞれの経済が違っ
回復過程にあるなかで、めったに長くは続かず経済データも
より変動する可能性が高いのです。
2018年のS&P500の予想は
今年の年末のs&p500のターゲットを2750としていて
そして最初の半年でそれを達成してもおかしくないとまで
言っていた、かなりの強気の投資銀行がありました。
しかし来年は2750あたりがピークになろことが
予想されます。その根拠は、企業収益がピークをうち、またFEDが利上げ
を継続するため金融環境がタイトになるからです。
2018年に景気低迷が早々くるのではなく、
株式市場は来年以降に景気低迷が来ることを、先読み
してくるだろうと予想しています。