本日のFOMCの焦点は”リスクバランス”の評価にかかっている？

日本時間の明日早朝に3月のFOMCの結果が発表されますが
今回のFOMCでは、利上げの可能性がほぼゼロとされているなか
次回に向けてヒントがあるかどうです。

ここ最近の市場では、今年中の利上げの可能性を織り込もうと
市場は動いているようですが、先月からは一変しているようです。
その背景には、ここ最近の株価と原油の持ち直しがあげられますが
これが今後どうなるかは不透明です。
そこで、今回のFOMCのステートメントで注目されるポイントは
リスクバランスについてどう評価されるかです。
12月に利上げが実施される前には、リスクバランスについて
“nearly balanced”と評価されていました。
そして利上げが実施された12月には、”balanced”と言及されて
いました。そして前回の1月のFOMCではリスクバランスについて
評価されることができませんでした。
そして今回のFOMC、リスクバランスについての評価が復活するなら
当初の今年の利上げのシナリオは復活したと言ってもいいかもしれません。
一方で評価されずに、世界経済動向のモニターが必要だと言及された
場合は、引き続き慎重な姿勢を維持していると判断していいのかも
しれません。
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