本日のECB理事会の注目ポイントについて。
今回のECB理事会では、フレッシュな
策は、打ち出されないというのが
コンセンサスのような気がします。
しかしながら、先日発表された欧州圏
物価上昇率は、0.3%とターゲットの2.0%
から程遠い状況。
ましてや、たのみのドイツの製造業指数
も落ち込みを見せ初めており、本日の
ECB理事会でドラギ総裁がなにを発信
するかポイントをまとめます。
ーABSとカバードボンドの買い入れ規模と格付けについて。
当面の規模は、2000億ユーロから3000億ユーロとされていますが、注目点となって
いるのが、ギリシャやキプロスなどの
非投資適格ABSもふくまれるかどうか。
ー バランスシートを後1兆ユーロ増やす施策について。
2012年規模に戻すターゲットをどのように
して増やすのか。
ーTLTROの見通しについて。
9月不調だったTLTROが12月がどうなるか
の見通しについて。
ー 量的緩和の行方について
デフレを食い止めるために踏み出した
施策、量的緩和の実現性について。
ー 為替水準
下落したユーロの現水準について
なにかしら言及があるか。
以上の点が本日の主な注目点だと
思われます。