本日のFOMC声明は予想通りタカ派色が強かったけれどドル円は?
本日のFOMCは大方の予想どおり、金利据え置き、
またフォワードガイダンスもない声明文でした。
しかし声明文の内容は明らかにタカ派であったと
みられています。
9月も利上げの可能性の根拠は
FRBは今週の(FOMC)会合で将来の金利判断について
決定的な手掛かりを提供する気は毛頭なかったようです。イエレン議長が
8月末にジャクソンホールで開かれるシンポジウムで講演する
予定であることを考えると、なおさら現時点での断定はなかった
ようです。とは言うものの、きょうの声明に加えられた
「経済見通しに対する当面のリスクは薄れた」という文言は、
明らかに9月に利上げが実施される可能性があることをはっきりと
示していると思われます。
前提は次の2回の雇用統計
次回のFOMCまで、2回の雇用統計が発表なります。
もし、このまま堅調な数字がでたら、9月の利上げは
大きく高まると思われます。
実際前回行われた利上げの時もその直前のFOMC声明dwは
世界経済情勢に関する文言が除かれていました。
今回も海外経済情勢に関する懸念が薄れていることから
国内経済情勢が整っていれば、9月の利上げも辞さないことを
意味しているようです。
ドル円の反応は
FOMC声明が出た後、106円台を試したものの
その後失速しています。昨日の安倍さんの経済対策発表で
116.50を試し、そこからの失速なので、FOMC後の
ドル買いもポジション的に重くなっていたようです。
世界中の焦点がFOMCよりも明日の日銀に移っているなか
今は一方方向に動くのは難しそうです。