最近注目されているココ債、懸念はドイツ銀行だけでなく中国の銀行にも
偶発転換社債であるココ債が、ドイツ銀行の株価急落とともに
世界的に売りが拡大しています。
これは、中国の銀行にも波及しているようです。
ココ債とは、銀行の自己資本比率が低下した場合、ココ債の利払いが
停止され、投資家は満期時に元本が償還される権利を失い、
強制的に株式に転換されるハイブリッド債です。
中国の銀行は、過去2年間に600億ドル程度この手の債券を
発行してきましたが、
現在中国の銀行のtier1比率は、大手銀行で11.5%とされていますが
これが、5.125%を下回れば問題が発生してきます。
強制的に株式に転換されます。
中国の銀行のバランスシートは、GDPの3倍を超える額、34兆ドルに達して
いますが、この不良債権が1%上昇するだけで、自己資本比率に大きな影響
を及ぼしてきます。
ここにも、資本注入という、中国政府による介入の可能性もありますが、
今問題となっている、イタリアの銀行をはじめとする欧州金融機関では
政府による救済策が限られています。
中国の膨らみすぎた、銀行のバランスシートも今後の波乱要因として
要注意です。
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