最近のクルード・オイル価格急落とイラン核合意の関連性は!?
クルード・オイルとは、原油、石油原油。地中深く存在する黒褐色油状の液体であり
成分は複雑な炭化水素の混合物で、これを蒸留又は分解することにより各種の石
油製品が得られるkものです。例えば、ガソリン、灯油、軽油、
重油、潤滑油、ピッチ、アスファルトなどあらゆるエネルギー、資材の
元となるものです。
ゴールドマンがクルード・オイルを強気に論じる際に頻繁に論じていますが
最大のリスクは、イラン核合意がついに成立し、毎日数百万バレルの
原油が世界市場に出回るようになることです(イランはすでに石油製品の大半を中国に
販売しているが、厳密に言えば合法的ではないだけである)。
クルード・オイル価格が急落
クルード・オイル価格急落の背景は
さて、今日の午後、原油が下落した理由は、イランの核交渉担当トップ
のアリ・バゲリ・カニ氏が水曜日にツイッターで、”数週間の集中交渉の後、
我々はこれまで以上に合意に近づいている。”と述べたからです。
Biden will concede to any Iran Nuclear Deal demands if it means even slightly lower gasoline prices
— zerohedge (@zerohedge) February 8, 2022
また、水曜日にフランスは、イランの2015年の世界各国との核合意の救済に
関する決定は数日後に迫っており、あとはイランが政治的選択をするのみであると述べた。
ボロボロになった協定の復活に向けたイランと米国の間接的な協議が、
10日間の中断を経て先週再開された。
インフレとガソリン価格の高騰で支持率が急落しているバイデン政権は、
イランの原油生産を再開させ、原油価格を下落させるために、
イランとの協定を強行するのではないかとの憶測が多い。
まとめ
米国とイランが合意に「近づいている」と聞いたのはこれがはじめて
ではないが、どうやらそのようだ。いずれにせよ、原油はセッションの
高値から4ドルも下落し、セッションの安値を更新した。