曰くつきのECB非公式会合と移民難民問題という新たなユーロ懸念材料
5月、ロンドンでヘッジファンドマネージャーなどを集めた、非公式な会合
で、クレーECB専務理事は、債券購入の詳細などを説明し、また夏場を前に
月間の買い入れを前倒しで実施するなど、具体的な内容一部の前に非公式に
行ったことで、大きな物議を醸しました。
翌日の市場で、クレーECB専務理事の発言が伝わり、公表後は、大きく市場が
動いたことで、ある意味インサイダーではないかと批判を浴びました。
その非公式の会合が今週、ルクセンブルクで金融関係者を前に行われます。
今回の会合に、ブラート、メルシュ、クーレの三者の専務理事が公演しますが、
今回は、前回の批判を踏まえて、事前に原稿を公表するそうです。
現在ユーロは株価が乱高下調整にはいったなかで、方向感を失っているようです。
世界の株価の動向も気になるところですが、現在のユーロ圏の報道は、シリアからの
大勢ユーロ圏に押し寄せている、移民、難民問題一色です。
いちばん注目度が高い、この難しい問題が、あらたにユーロ圏の懸念材料として
のしかかることも想定する必要もありそうです。
当面のユーロは引き続き、レンジ的な動きに終始しそうです。
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