昨夜はギリシャ債務問題に楽観観測、しかしドイツがピシャリと否定
11日の財務相会合、そして12日の首脳会合でギリシャの債務延期問題に
なんらかの結論が出るかと市場は注目していますが、どうもそこでもこの問題
は決着しない可能性が高くなってきました。
昨日の海外では、とある筋と表して、ギリシャに対しての債務期限延期が決着する
との情報に市場も反応していましたが、その後のドイツのジョイフレ財務相がピシャリ
と否定しています。
11日の財務相会議では決着がつかず、翌日の首脳会議あるいは16日の
ユーログループのレギュラーミーティングまで結論は持ち越される可能性が高く
なってきています。
いずれにしても、債務期日は2月28日と、時間はこくこくと迫っており、残された
話し合いの機会も限られてきています。
ユーロの為替相場は、あまりこのギリシャ問題にまちまちの反応をしているような
感じがします。
昨晩は債務引き伸ばし合意観測が出た時には、いったん買い戻されましたが、
そこからは、ほぼ膠着状態、ジョイフレ財務相の発言にもあまり反応していません。
ただ気になるのは、原油相場の上値がだんだん重くなってきているような動きと
なっていること。ユーロ相場も上値が重い地合いは変わらなさそうです。