明日のECB理事会、QE詳細発表で失望売りとなるリスクは?
月額600億ユーロ、そして総額1兆1000億ユーロにもなる国債購入
プログラムの詳細が明日のECB理事会で発表される予定です。
ただ、大判風呂敷を広げたものの、詳細に関しては不透明なままと
いうことで、明日のECB理事会で詳細が明らかになると、国債の
失望売りになるのではないか、という警戒も広がっているようです。
2013年4月に日銀が量的緩和を発表した際に、日本国債が暴落した
経験がありました。そのイメージを今回のECBの量的緩和の詳細発表
で起きるのではないかという声も聞こえてきます。
たしかに、1月のECB理事会で、市場を失望させないように、なんの
計画もないまま、大枠の数字だけを発表して、具体的にどういった枠組みに
なるのか、なにも決まっていなかったようです。
市場は、この規模に対して先取りして、過度に織り込んでいるという懸念を
もった参加者も増えているようです。
実際に市場の反応はどうなるのか?
すでに発表されている大枠のサイズは、決まっており、遅かれ早かれ、ECBが
市場に入ってくることを考えると、明日ECB理事会で大きな動きにはならない
と予想されます。
需給的にユーロ圏、とくにドイツ国債の需給がタイトになるのはまちがいなく
仮に調整があったとしても一時的になると予想します。
ユーロドルに関しては、テクニカル的に示している、1.1270近辺の抵抗線が
頭を押さえた状態で、下値は、先月のECB理事会直後の最安値、1.1100近辺
が意識されています。
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