明日が最終決着日なりそうなギリシャ問題~ユーロはどう反応する?
ギリシャ政府が、融資延長申請した内容は、16日にEU側が
要求した条件、”austerity” について曖昧にしたもの。
ギリシャも12日にテーブルをひっくり返したものの、キャッシュが
枯渇したらすべてがおわりという、背に腹は変えられない状態で、
融資要請を出してきました。
要請するのなら、12日の条件を呑むということなのかと思いきや
自分たちの条件を維持したままという、虫がいいというか、巧みな交渉術
というか、話は複雑化しています。
では、なぜ市場は現状の懸念にあまり反応しないのかといえば、
ひとつには、市場はずっとこの交渉のゆくえにたいして楽観視していること
そして、仮に決裂したとしても、ギリシャ国債の保有者の大半が公的機関
ということで、影響は限定的ではないかという楽観論、そして、ECBによる
量的緩和がはじまるといことで、影響も限定されるという楽観論によるもの
だと思われます。
楽観論に覆われているなかで、もし逆の目が出たときのインパクトは相当
大きいはずです。
ドイツ財務相、ドイツ連銀総裁の一貫した主張をみるに、この楽観論は危険
なような気がします。
最近のチャートは三角保ち合い的なペナントを形成しており、このサポート
1.1270近辺が割れると、大きく動くリスクも否めないような気がします。
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