早朝からユーロがストップを巻き込んで上昇、欧州委員会がイタリアの銀行向け流動性プログラムは半年延長
アジア時間の早朝の薄い時間にユーロがストップを
巻き込んで急上昇しています。
ユーロは、この薄い市場のなかで1.0650まで急上昇し
そこからまた100ポイント下げて現状1.05半ば近辺で
取引されています。
ユーロの買い戻しは、テクニカル的なストップを
誘発した買い戻しですが、その背景として次のことも
考えられます。
イタリアの銀行向け流動性プログラム延長
EUの行政執行機関である欧州委員会は、EUの国庫補助
ルールに基づくイタリアの銀行保証プログラムを来年
6月末まで延長することを認めました。
また、緊急の必要を想定したモンテパスキ向けの流動性支援
プログラムも併せて承認しています。
モンテパスキについても、欧州委員会は別のモンテパスキ向け
支援プログラムの決定を承認しています。
ドル上昇相場も一旦終了?
ドル買いポジションが積み上がっているなかで、
イタリアの銀行問題についても時間稼ぎが承認
されたことで、年明けむけて、ドルの買い持ちポジション
の調整が続きそうです。
ユーロドルも当面は、1.0500近辺がサポートに
変わったようなチャートになっているように見えます。