日銀当局者筋のあの報道はなんだったのか?ドル円は日銀の壮絶なはしご外しで円高が止まらなくなった
先日の日銀決定会合での据え置き決定は、市場参加者の
たくさんの血をみる結果となりました。
事前にあれだけ金融緩和のアドバルーンをあげておきながら
たとえば、日銀から市中銀行にマイナス金利で貸出をするといった
報道が、日銀当局者からというソースで流れていました。
そこからドル円は111円台まで円安にふれて、決定会合への
緩和の可能性を事前に消化していたように見えましたが
ふたをあけてみれば、なんの追加緩和政策もないという前代未聞
のはしご外しが行われました。
ドル円は発表直後に一気に108円台、そして海外にうつってからも
円高が止まらず、昨晩は一時106円台をつけました。
こうなると、日銀に対する不審なのか、当局はなすすべないような
とらえ方を海外勢がしているようです。
今後の追加緩和の可能性はあるものの、こうなるとなすすべがない
状況になったようにも見えます。
資産運用会社も円安・ドル高を見越した持ち高を削減し、代わりに円高方向へ
賭けるようになっているようです。
これが着実な円相場の上昇を支えとなって日銀の思惑とは真反対となっています。
ヘッジファンドなどの投機筋も今年初め以降、円高を見据えた持ち高を増やしており
今回の日銀への政策不審は深刻な円高さらにもたらしそうです。
当面ドル円相場は前回の安値の107円台後半が現在は抵抗線となりそうです。
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