日銀展望レポートの行方について
各国の金融政策といえば、今週注目されている
一つが日銀金融政策決定会合です。
31日に展望レポートも同時に発表され、今後
中期の日銀の金融政策のスタンスを見る上で
大事なレポートとなります。
先週、日銀は経済見通しを現在の1パーセント上昇
から切り下げるのではないかとの憶測が流れました。
消費税引き上げ以降、4-6月経済成長率は、マイナス7・1%
に落ち込んだことを考えると、潜在成長率の0・5%ですら
難しい状況です。
ここで現在の見通しとして、今週の金融政策決定会合では
経済成長率の見通しは引き下げるものの、物価上昇率予想
は現行のまま変えないとの憶測が出ています。
黒田日銀総裁のインフレ期待の改善を取り組む姿勢の延長線
にあるようですが、これで今週の金融政策決定会合での
追加金融緩和はかなり後退したと思われます。