日銀バズーカのはずが株価下落と円とユーロの買戻しを招く、為替は株価注目
サプライズだったはずの日銀の補完的量的緩和の発表でしたが
市場の反応は真逆に作用しました。
昨日の日銀の発表の中身は以下のとおりです。
ーマネタリーベースを年間80兆円ペース増加させる。
ー国債購入の平均残存期間を来年から7年から12年に
ー2016年のグロスの国債買い入れは110兆円から120兆円に増大
ーJーREITの銘柄別買入限度額を5%以内から10%以内に
ー新たなETF買入枠を設定
ー貸出支援基金などを1年間延長
ー外貨建て証書貸付債権を適格担保にする。
昨日のタイミングで補完的でありながら追加緩和策が発表されたことは
明らかにサプライズを狙って、株高を誘導しようとしたと思われますが、
結果は真逆の反応、NYダウは2日間で600ドル以上も下げるリスクオフの
展開に陥っています。
アメリカの利上げ決定後、ドル買いと株高の見方が強まっていましたが
時間が経つごとに、リスク・オフの展開が戻ってきた感じです。
考えてみれば、世界的にデフレ基調が収まらないうえに企業業績が悪化して
いるなか利上げを実行した影響がこれからあらわれるといったほうがいいと
思います。
ユーロは休暇モードのなかレンジの展開ながらも下値が固く、ユーロドルでは
再び1.10を試す展開、ドル円は来週から新年にかけて120円を割れを試す
展開を予想しています。
↓キャッシュバック別お得FX業者トップ3