意外にもアメリカの金利が上昇しはじめた背景
先日発表されたアメリカの第一四半期のGDPが予想よりもかなり悪かったことは、
記憶に新しいですが、一方で、ドイツの金利をはじめ、米国の金利が先週末から
上昇しはじめていることにも、注目したいと思います。
あのGDPの発表で、米国の利上げが遠のいたとする論調が一般的なようですが、
実は、30日に発表された米国のECIの数字は、上昇に転じています。グラフ↓
このグラフを見ると、ECI(雇用コスト指数)は2004年の水準にまですでに戻している
ことがわかります。
FRBが、雇用状況を重要視すると同時にこのECIの数字を重要視していますが、
第一四半期の経済指標は停滞ぎみではあるものの、これが季節的な要因であることが
確認されれば、アメリカの今年の利上げの可能性はまだ高いことが考えられます。
その意味では、日本の連休明けの発表される、4月の雇用統計、とくに時給の上昇率はとくに
重要になってくると思われます。
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