急激な追い上げをみせている英労働党党首コービンの政策とは?
メイ英首相は総選挙で保守党の獲得票伸ばそうとして
いますが、20日公表された世論調査で支持率が低下して
います。コービン党首率いる労働党が保守党との支持率の
差を縮小、英保守党は提案した社会保障改革で反発に
直面するというまさかの展開になろうとしています。
調査会社オピニウムの最新世論調査によると、ユーガブの
調査では保守党と労働党の差は9ポイントとかなりの
勢いでつまってきています。
コービン党首とはどんな人物?政策は?
コービン党首はみずから認める民主社会主義者であり、
コービンが主張している政策には公共事業や鉄道の
再国有化[、炭鉱再開、企業の税金逃れ取り締まり強化、
大学の学費負担をなくして学生補助金を再開させること、
非核化とトライデント核兵器プログラムの中止、インフラ
及び再生可能エネルギープロジェクトへの資金を供出する
人々のための量的金融緩和政策、デイヴィッド・キャメロン
政権が2010年以降行ってきた公共部門と福祉への予算カット
を元に戻すことなど、かなりの左寄りの政策を掲げて
います。
不人気が目立つコービン氏だが
党首の支持率をみると、メイ首相とコービン党首の
人気の差はダブルスコアをつけられていました。
コービン氏のあまりに偏った左翼的なところが
敬遠されている側面があるようですが、労働党内でも
昨年、コービン氏を辞任させる動きがあったほど
です。
しかしここにきて、保守党にもほころびが見えはじめて
います。
地滑り的な圧勝を目論んで異例の選挙にでたメイ首相ですが
肝心の年配者からの支持が怪しくなっています。
そもそもbrexitについて半数が不安感をもっているなかで
保守党の議席数の大幅積み上げがあるのかどうか怪しく
なってきています。