強まりつつある米国トレジャリーへの弱気センチメント、ドル円はどうなる?
ここ最近の長期金利の上昇と株式市場の下落を受けてか、市場では
下値への不安が高まっているようです。
8月に債券買いと株高がじりじりの進んでいった反動なのか、9月
に入ると、アメリカの利上げ観測の台頭から急落、その後、9月のFED
の利上げの可能性はかなり消えたものの、市場の地合いは依然として
改善していないようです。
ゴールドマンも向こう3か月弱気に転換
ゴールドマン・サックスの予想は今年はあまり的を得ていないようでしたが
この局面では、米国債券市場とS&P500に対してはアンダーウェイトに
下げたようです。
アメリカ10国債のセンシティビティーが1990年以降、もっとも警戒値
になっていることと、過熱しすぎている債券と株式の関係が、
アセット・アロケーションを痛める可能性が高いという見方です。
過熱しずぎている市場の巻き戻しに注意が必要
たしかに世界的な債券市場の過熱ぶりには注意を払ったほうがよさそうです。
今回のFOMCでもすでに、ハト派的な決定を織り込んでいるようで、今月
になっての債券の急落を見る限りにおいては、ちょっとしたサプライズに
脆弱であるようにみえます。
そんな中ドル円の見通しは
ここ数日のドル円はアメリカの利上げ見通しに左右されてか、神経質な
動きとなっていますが、ここ最近の日本の市場も国債市場の不安化と
株価の上値の重さが目立ってきています。
そんな中為替もドルが底固くなりつつあり、ドル円は、来週の大きなイベント
日銀とFOMCの決定後も円安ドル高にふれる可能性が高いと思っております。
むこう3か月は105円を予想してます。