先行指標である米国のISM製造業新規受注とは?弱い内容が意味することとは?
アメリカの4月ISM製造業新規受注は、57.5と
強かった1月の60.4,2月の65.1そして3月の
64.5から急落する結果となりました。
ISM製造業新規受注は、製造業経済動向の短期的
先行指標として把握することは、とても重要
であると一般的に考えられています。
これで後退期入りを示唆?
この集計の内容を紐解いてみてみると
需要である、資本財受注の動きはまちまち
な動きで方向性を示唆していません。
4月の資本財受注前月比変わらずで下落の
大きな方向感を示していません。
また輸出関連受注は、引き続き好調な
トレンドを築いています。
こうしてみると、今回のISM製造業新規受注データ
だけで見極めるのは時期尚早であり、次の
データを待つ必要がありそうです。
米国経済については、好調で問題ないとの
意見がほとんどですが、トランプ大統領となって
牽引役となっている製造業の先行指標が
大き下落しはじめていることには、注意を払う
必要がありそうです。