広がるLIBOR不正問題
今日はLIBORについてふれてみようと思います。
LIBORとはロンドン・インターバンク・オファー・レートとのことで
よく短期変動金利の指標に使われます。
限られた銀行十数行が提示している、その銀行の貸出レートの平均レートが
LIBORとして表示されています。
しかしながら、問題なのは実際に提示できないようなレートを提示して
いるという現実があります。
とくに2009年以降、インターバンクでの資金取引が機能していないにも
かかわらず、LIBORでは異常に低い金利を表示されていることに、疑問を
感じることが多々ありました。
今回の問題でより不信感をいだくのは、LIBORは金利先物市場の大象となり
トレードの取引大象となっていることです。
為替市場のように無制限の参加者による市場と違って、金利先物市場は
大象となっているインデックスLIBORが限られた参加者の平均レート
となっていることです。
実際にLIBORのレート操作があったとするならば、これから。金利先物市場の
一般参加者からの出口のみえない訴訟につながっていくことも考えられます。
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