年明けは株安中国下落そして為替は円高、サウジ、イランの影響は?
年明けのっけから、東京株式市場は大幅下落、そして中国も
寄り付きから大幅に売られて年が始まりました。
その大きな要因のひとつが、中東情勢です。
サウジとイランが外交を断絶する事態に陥っていることが
緊張をもたらしています。
そして、本日発表された中国製造業PMIが前月の48.6から48.2に低下
という悪材料ですが、なんといってもサウジとイランの緊張が高まって
いることが大きいと思われます。
サウジがシーア派のニムル氏を処刑したことは、欧米からも批判が
起きています。
サウジアラビアは、イエメンでもイランが支持しているグループとの
戦闘状態に陥っており、この戦闘と、サウジアラビアでおきているシーア派のデモに呼応して
今回の大規模な処刑が行われたと見方が大半です。
サウジアラビアでは、サウド体制の存続の懸念も生じはじめており、
原油価格は反発するかもしれませんが、この中東情勢の事の深刻さは
世界的なリスクオフを招く可能性があります。
為替では先ず円買いに反応していますが、ユーロも追随して買われる展開
を予想しております。