年内利上げのアドバルーン上がるものの、リスクオフでユーロ上昇
先週のイエレンFRB議長の講演での利上げに前向きな発言に続き
先日は、SF連銀総裁のウィリアム総裁、そしてNY連銀のダドリー総裁
が年内の利上げを示唆しています。
これらの発言をみるかぎり、年内のゼロ金利政策解除は、よほどのことが
ない限り実施したいと本音があるようです。
ところが、上記のS&P500の長期の株価チャートが示すとおり、いったんトレンド
の崖が崩れた市場では、落ちるときのほうが、値幅の大きさが断然大きく、
それは、株価だけでなく、商品相場のチャートにも同じようなことがいえます。
昨晩も、商品相場の急落にともなって株価が急落しています。
リスクオフの展開が収まらない状況が続いているように見えます。
ユーロドル相場は、ユーロのベアセンチメントのほうが強いですが、それに
逆らって底固い状況が続いています。
こういう時は、さらなるショートカバーを誘う展開が得てして見られる
パターンが過去多いです。
安易にドルロングを振るのは要注意かもしれません。