
妥協の産物ギリシャ救済融資期限4か月延長でユーロの反応は?
妥協の産物というか、今月期限をむかえるギリシャ向け救済プログラム2400億ユーロ
期限は4か月延長することで合意されました。
しかし、条件としてギリシャが23日までに今後の改革や予算措置についての詳細について
の説明文を提出することとしています。
4か月という期限延長は、IMF融資の期日はカバーされますが、ECBから借りている約70億
ユーロの満期は7月、8月にくるので、債権者主導でギリシャに改革を求めていくことを
示唆していることを意味しています。
↓に年毎のギリシャの債務残高
ただ、側近のデフォルト危機に関しては阻止できたことで、市場は一様にポジティブに反応して
います。
しかし為替に関しては、1.1300 - 1.1450のレンジ内での動きに終始したままです。
こちらこの問題に対してはどう処理していいか迷走している感じがします。
テクニカル的にはここ最近のユーロドルは三角持合いとなっており、この合意を受けても
ユーロが戻らない上値の重さを考えると、サポート割れを来週試す可能性が高いような
印象を受けます。