大手15行格下げ
かつての欧州系の雄だった銀行が3ノッチの格下げ。
シティ、BOAにいたってはジャンク債2歩手前のBaa2に格下げ。
こうした問題から生じる彼らのファイナンスコストの上昇懸念を考える
と、金融危機は世界中に広がる1歩寸前の状態ともいえそうです。
現在のスペイン、イタリアの問題は世界的金融破綻にダメ押しを押す
結果ともなりかねない状況になってきました。
今月末のEU首脳会議は、ドイツのどこまでの妥協が引き出せるかが
焦点ですが、この状況をみるかぎり、すでに包囲網は敷かれているような
気がします。
逆を言えば、市場が期待するような一歩踏み込んだが妥協がドイツから
得られれば、このチャート、ポジションの傾きからして、ユーロ相場
のラリーが見られるのではないかと、そっちのほうに期待してしまいます。
昨日のユーロ相場は上試して下値引けという明らかに印象のよくない
ながーい上ヒゲが出没してしまいましたので、またポジションのとりづらい
展開になりそうです。
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