商品市況の下落と他の市場との関連性は?そして今週のユーロは?
先週は商品価格の下落と同時に株式市場のとくに米株の下落調整が目立つ展開となりました。
そこで、長期的には商品価格と株価(S&P500)の関連性についてです。↓
赤いハイライトの部分が商品市況が大きく下落した局面です。
商品市況が下落するということは、経済ファンダメンタルズの停滞、とくに経済停滞による需要の
減退により、結果的には株価にもネガティブであるという見方が基本ですが、上記のグラフが示すとおり
必ずしも当てはまっているとは言えないようです。どちらかといえば、商品市況の下落とS&P500に関して
はあまり関連性がないといったほうがいいと思います。
今週のユーロの展開としては、今週FOMCで、9月の利上げに向けた示唆があるかどうかが注目されます。
そして、今週発表予定のユーロ圏主要経済指標と注目イベント は、31日:6月失業率(予想:11.0%、5月:11.1%)
・31日:7月消費者物価コア指数(前年比予想:+0.8%、6月:+0.8%)があります。
今週はFOMCをどう消化するかですが、9月に向けての示唆がない場合でも、翌週に米国の重要な経済指標
があるので、ユーロの上値は抑えられる展開が続くと予想します。
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