合意できなかったEU銀行救済案
週末EU財務相会議が開かれていましたが、焦点の一つのEMSによる銀行救済案
について合意に達しなかった模様です。
ドイツがキプロス方式を主張しているのに対し、フランスはEMSを通じて
銀行への資本注入を可能にすることを主張しています。
ドイツでは、先週OMTに関してもドイツ憲法委においては違法であると主張している
政治家もでてきており、ユーロのセーフティ・ネットとしての機能している
と思われている、OMT、あるいはEMSも今後はそう簡単に活用できないと
この意見対立から想像できあます。
先週からユーロは対ドルでも下落し始めていますが、これがただFRBの要因から
だけでなく、ユーロの抱えている火種が大きくなるのではとの懸念のはじまり
かもしれません。
上記の状況を考えるとユーロは1.34で頭をうったような気がします。