前哨戦、今晩独仏伊スペイン財相会談
スペインが正式にEUに約10兆円規模の銀行救済のための支援を
要請しました。
これに対し、ドイツが頑なに直接EUによる銀行支援を認めないが
ためにスペインの財政負担増につながるとの懸念が国債売りにつながって
います。
市場がどんどん悪化することによってドイツに妥協を求める包囲網は敷かれ
つつありますが、28日、29日の首脳会談にむけて、ここの妥協点を
見出そうと今晩話し合われると思われます。
おそらく市場を考慮してEFSFあるいはEMSが銀行を直接救済できるしくみを見当する
といった玉虫色的な妥協点を見出そうとすると思われますが、これに市場が
納得するかどうか疑問です。
まずは今晩、ドイツの態度が変わってきているのかどうか、兆候を見極める
必要があると思われます。
昨日大きく売られたユーロは、中期的にはレンジの下限のなかにありますが、
このもみ合いも長くなっているだけに、下限99円を割れてくると、再度
前回の安値をトライするいった動きのなかにはいる可能性が高いと思われます。
目先の時間足も上ヒゲが出没しているので、戻りが重い印象があります。
いずれにしても政治相場なので、今晩財相会談によっては、結局レンジ
相場の範疇になる可能性も大です。
こういう時は細かい利食い千力のトレードに徹する戦略です。
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