内容がよかった1月雇用統計だが株価の不安定でユーロドルは支持線維持
昨日発表された1月の雇用統計は非農業雇用者数が151Kの増加
と予想よりも低かったため、マイナスにとらえがちですが、実は内容は
よかったようです。
良好だった点としては、週平均労働時間が34.5時間から34.6時間に小幅増加し、
平均時給が前月比0.5%上昇と予想を上回る伸びを記録したことが挙げられます。
ベース効果の影響で平均時給の前年同月比上昇率は2.5%と、(12月に)上方修正後で
2.7%となったところからわずかに減速したが、所得増の傾向は明白だと見受けられます。
平均時給が前年同月比2.5%上昇したことも踏まえ、年内の複数回の追加利上げを支持
する声に追い風になりそうです。
そしてもっとポジティブな数字だったのは、製造業の雇用者数が増えていたことと、若い年齢
の雇用者数が増えていたことです。
この内容からみれば、FRBの利上げスタンスの後押しになるもので、今年4回といわないまでも
利上げを実施するシナリオは維持していたほうがよさそうな結果でした。
ただユーロドルについては、ここ最近は株価の動きに連動する要素が強いので、昨日の雇用統計
後に株価の下げが加速したことについては、ユーロドルが以前とちがって下がりづらい地合いと
なっていることがいえるようです。
ユーロドルは以前として1.1100近辺のサポートが機能しており、来週は中国はお休みですが
株価の不安定、リスクオフの展開のなかでのユーロ買いが維持されると予想しています。
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