
共和党予算議決案の米下院議会通過でフィリバスター免れる?今後の減税法案の見通しは立ったのか?
予算審議案について、昨日アメリカの下院は、向こう10年で
最大1.5兆ドルの減税に向けて辛うじてクリアした予算設計図でもって
予算審議案を通過させました。
しかしながら、216対212の投票結果は、実際に税制改正を法案化
することは、ここ最近の今年の後半には可決するであろうといった
楽観論があるにもかかわらず、簡単ではないことを示しました。
共和党減税法案のどこが問題なのか?
予算措置は、この税制改革プランが
現状の州や地方税控除が終了してしまうSALTことを
懸念しているニューヨーク、ニュージャージーそしてカリフォルニア
といった税金の高い州出身の下院議員の反対を押し切って通過
しました。
この予算措置は、税制法案
を可能とするものであるが、その法案は最大で1.5兆ドル向こう10
年の赤字を加え、これは、基本予算がすでに赤字の増加を示し、
現状歳入が不足し、そしてFOMCが資産縮小の開始が
一度にやってくることを意味します。9月末に期限を終えた
2017年度の財政赤字は、6660億ドルで2016年度から800億ドル
増加しました。
先月発表された税制プランは、法人税を35%から20%に減税し、
個人所得税の納税者カテゴリーを7から3に減らし、そして
標準控除額を独身には12000ドル、結婚した家庭には24000ドルへと
2倍にしました。しかしながら、最も難しい決定のは、減税に
よるコストをどう減らすか、他で増税するのか、支出を削減するのか、
といった問題がのこったままです。
これについて共和党内での不協和音が、SALTの削減問題を含めて
ここ数週間持ち上がっています。そして最も最近では退職金勘定の削減
も持ち上がったが、もちろん権利者への支出削減には、根強い反対が
あります。
フィリバスターからは防御できる
本日承認された2018年度予算決議案には、上院で税制法案を
民主党からのフィリバスタから守る、すなわち、上院で50議席の賛成票
で可決できる議会文言が含まれています。税制法案が素早くに前進させる
ために、上院が先週承認した予算案を、下院共和党員は先週同意し、
そして本日可決させました。しかしながら、このプロセスには、
重大な課題と意見の違いが覆い隠されたままです。
最も興味深いことは、税制改正は、
何年ものあいだ課題となっている他の共和党下院議員の懸念と
相殺していることです。
それは、長年、多くの共和党保守派にとっての中心課題です。
予算にタカ派な意見は最近かげを潜めているようですが
下院の前回の予算設計図は、支出をより積極的に削減するもの
でした。
税制法案の土台をつくることに加えて、下院のプランは、約2000億ドル
の節約創出を盛り込んだ法案を考え出すために委員会を設置する
ことでした。下院のプランは、さらなる財政赤字を産まない税制改革
も求めていました。その一部は国境調整税の増設によって財源を
賄おうとしていました、いまは、たち消えました。
このように、多くの詳細や意見の違いについて残ったままと
なっていますが、手続きはだけは前に進んでいるよいです。